何と答えますかー?

「努力して80点を採った人と努力をしないで80点を採った人がいます。あなたは、その80点という数字を見てどのように思いますか?」


こう面接官にたずねられた娘さんが、特別な思い入れのある「80点」という数字に反応してついキレちゃった、というお話が書かれています。

きっと自分が同じくらいの年なら、娘さんと同じ事を答えていたと思います。「努力」「継続」こういったことは、学校の先生が特に口にしますし、私もそれを信じていましたから。怠け者にはいつか天罰が下るんだって。また、80という数字は私も届きそうで届かない数字でしたし、娘さんの気持ちがとてもわかりました。

でも、たぶん今の年齢だと上のような質問をされても同じ事は答えないと思います。
3つくらい自分の回答を考えてみました。

【へりくつタイプ】「努力」したかしないかは、自分が感じるものだから、他人がどうやって「努力した人」「努力しなかった人」の区別を付けるのか、というのがまず疑問です。どういう統計でそれを区別したのか、そこを面接官に尋ねたいです。
周りから見て「苦しそう」と思うことでも、本人にとっては楽しくて仕方ない、と感じていることは多々あります。「努力」という麗句に惑わされてはいけません。

【ビジネスマンタイプ】80点という数字は努力した人もしない人も負け組だと思います。仕事には、100点か0点しかありません。また、1人が100点でも別なスタッフが0点なら、会社への評価は100点×0点で0点になります。厳しいですが、目標を達成できなければ自分の評価は下がるのではないでしょうか。

【前向きタイプ】80点で満足することなく、もっともっと上を目指していくべきだと思います。努力した、しないというプロセスも何かしら意味があるかもしれませんが、あと20点分、自分に足りないものはなんだったのか、ということを後で復習する事が一番大切だと思います。また、100点になったからといって安心することなく、次は120、150点と目標を高くしていく事が重要ではないでしょうか。

今の年齢だからこうしてベラベラ書けますが、子どもの頃はやっぱり緊張してしまって何も言えないだろうなぁ……。